技術に裏打ちされた圧倒的世界観-Hello Sleepwalkers
今日は、バンドの紹介をします。
「Hello Sleepwalkers」
ご存知でしょうか。
あまり知らない人も多いんじゃないかと思います。
アニメ「ノラガミ」でタイアップされたことがあるので、聞いたことあるくらいの方はいるかもしれません。
さわやかな声の男声。
一見すると、最近よくいる売れ線狙いのロキノン系ロックバンド。
しかしよく聴いてみると他の若手バンドとは一線を画していることがわかります。
まず構成ですが、男女ツインのギターボーカル、リードギター、ベース、ドラムの5人です。
たまに見るギター3人の編成ですね。大は小を兼ねるとは言いますが、殊バンドにおいてはそれが通用しません。むしろ音数が多くなりすぎてごちゃごちゃ聴こえてしまう可能性のほうが高いです。
ですが、このバンドはそんなことがない。3本目のギターが基本的にシンセのように飛び道具として使われているからです。
言葉にすると簡単そうですが、この飛び道具を違和感なくバンドサウンドに馴染ませるには相当なテクニック、音階の認識能力が必要となってきます。
この動画を見てもらえればわかると思うのですが、涼しい顔してとんでもない技術力を披露しています。(あまり音楽に明るくない方にも伝わるといいな、、、)
また、音作りに関してもロックバンドというよりかはちょい前のメタルのような、尖った音がちらほらと。ビジュアル面でもそうですけど、KANABOONとかSHISHAMOみたいなおとなしそうなバンドとはまるっきり別方向を向いているな、と私はそう感じました。
他にもドラムの演奏方法がやべぇ、とか、女声の力強さがすげぇとかあるんですが、専門的になりすぎてもあれなので、曲の紹介をして締めようと思います。
両ボーカルの力強さが存分に発揮された楽曲です。また冒頭に挙げた「円盤飛来」とビートがまったく異なることがわかるかと思います。
曲としてのピークもわかりやすくノリやすい。僕はこの曲でハロスリ(通称)が好きになりました。
ザ・飛び道具。
第一印象で冷たさを感じられるかと。
聴衆に寄せ、聴いている人たちの感情を歌うロキノンバンドとまさに一線を画す、ハロスリの真骨頂がここにあります。
普段の生活では見ることがないような、そんなイメージを想起させることができる、稀有なバンドだと思います。
1曲の中でもめまぐるしくピークが移り変わることを肌で感じてみてください。
オススメバンド紹介でした。