Cork

人の想像力って凄い!

小説・ゲーム・バンド、その他なんでも面白いもの、紹介していきます!

美麗な音楽-Olegano

無名の天才、Oleganoの紹介です。

 

 

elegantdisc所属のソロアーティスト、「Olegano」

 

まずは、聴いてみてください。

www.youtube.com

 

いかがでしょうか。この幻想的な楽曲。浮遊感のある音色を重ねた奥深いエレクトロニカ

北欧の草原にいるようなそんな気分にさせてくれます。

 

一方で、これ。

www.youtube.com

 

ギター一本でここまでの表現力。

心が現れますね。タッチの繊細さが音の随所から伝わってきます。

どんだけ訓練したらこんなにバラバラに指動くんだ、、、。

 

Youtubeにしか音源がないのですが、これもとても聴かされる良い曲です。

www.youtube.com

まるでロールプレイングゲームの世界に舞い込んでしまったようなそんな錯覚に陥らせてくれる曲です。

 

このアーティスト、演奏から打ち込み、マスタリングまで一人で行っています。

さらにはトップに差し込んだジャケットも自ら手掛けております。

 

多彩。まさに多彩と呼ぶにふさわしい。

若干25歳にしてこの多彩さ。

 

天才っているんですね。

 

今、手に入れられる音源はアルバム1枚のみですが、ダイジェストが下記から聴くことができます。

www.youtube.com

 

正直なところアルバムを1枚通して聴いてこそ真の魅力がわかると思います。

気になって方がいらっしゃれば↓から購入してみてください。

 

 

ドストレートどんでん返し!-屋上のテロリスト

著者:知念実希望人

出版:光文社

頁数:366頁

 

エンターテインメント。

そう呼ぶにふさわしい小説です。

 

完全にジャケ買いをしましたこの本。

そして読了後見直して、思わず「おぉ、、、!」って声が漏れました。

やはり装丁まで楽しめるのも本の楽しいところですね。

 

あらすじ

「一九四五年八月十五日、ポツダム宣言を受諾しなかった日本はその後、東西に分断された。そして七十数年後の今。「バイトする気ない?」学校の屋上で出会った不思議な少女・沙希の誘いに応え契約を結んだ彰人は、少女の仕組んだ壮大なテロ計画に巻き込まれていく! 鮮やかな展開、待ち受ける衝撃と感動のラスト。世界をひっくり返す、超傑作エンターテインメント!」

 

主人公は「死」に憧れる自殺願望のある男子高校生。学校の屋上で出会ったのは不登校だった少女。彼女は莫大な財産を有しており、テロを計画している。その手伝いをしてくれないかという誘いを受ける少年。

テロを成し遂げれば報酬として殺してくれる、という。 

 

舞台背景は第二次世界大戦の時に日本が東西に分断されている設定。

また年代は奇しくも2017年。

そのあたりも現実と比較しながら読むと楽しいです。

(2017年終了まであと1か月もないですが)

 

少女に翻弄される大人たち、徐々に明らかになっていく計画の全貌。

それが少年の目を通して描かれていきます。

 

正直に言いますと、王道中の王道。予定調和のように話が進んでいきます。

なのに目が離せなくなる。著者の描くシーンやその文体がとても小気味よい故です。

 

「こうくるだろう!」と思ったら、その通りになる。でも新しい要素や、トリックが散りばめられており、飽きさせない。

駆け抜けていくような読了感。

青春小説とはかくもこうあるべきではないでしょうか。

文明の先にあるもの-Horizon Zero Dawn

 

 

皆様はオープンワールドのゲームはやりますでしょうか。

今回はPS4のゲームの紹介です。

 

 大災厄によって人類文明が闇に包まれてから1,000年後、人類に代わって機械の獣たちが大地を支配する世界が舞台となる、『Horizon Zero Dawn』(ホライゾン ゼロ ドーン)。

 

人間の生活した痕跡は自然に飲み込まれ、世界は原始の世界へと逆行してしまった。

旧世界から引き継いだいくつかの知識はあるものの、人間もまた同じく原始時代のように部族を作り、狩りを行なって生きるレベルまで退行してしまっている。一方で、現在地上を支配しているのは、獣を模した機械たち。

 

本作で生態系の頂点に君臨している機械獣。その名の通り、姿や行動までも本当の獣のように作られた機械で、おとなしいものもいれば凶暴なものまでさまざま。例外はあるものの、現実に我々が生きている世界での動物を模しているため、プレイヤー視点では姿を見ただけで凶暴化そうでないかは見分けることができる。無機物な機械が、有機的な姿をとって息づいているのは独特な魅力があり、眺めているだけでもおもしろい。

 

世界が何故ここまで変貌を遂げてしまったのか、また主人公の出生の謎を解き明かすため、この原始の世界を奔走します。

 

このゲームの何が魅力的かというと、圧倒的にグラフィックにあります。

20171201-yaruima-horizon-08.jpg

草木の息遣いや天候の微細な変化、機械生命体の金属の重厚感や電気的な印象、全て仔細に表現がなされています。

いろんなソフトを遊んできましたが、これが最もPS4のスペックを発揮できていると感じました。

 

ゲームの内容は、誤解を恐れずに言えば”機械版リアルモンハン”という感じでしょうか。

槍・弓・スリング・罠を用いて敵を排除したり、素材を集めて武具を強化してストーリーをクリアしていくシステムです。

敵は勿論機械生命体が主ですが、敵対する部族の人間であることもあります。

 

そのため細かい操作性を求められることも多く、難しいゲーム性を求める人にとっても嬉しいポイント。

 

またゲームを進めていくと「オーバーライド」という機械生命体を操るスキルを身に着けることができ、小型のものであれば騎乗することも可能です。

これが結構面白い。騎乗しながら戦い、敵が増えてきたら降りて共に戦うことも。

 

機械生命体との戦闘はとてもシビアで真っ向からいくとすぐに倒されてしまうこともしばしば。(むしろその方が多いです)

そのため、罠を設置しそこに追い込み仕留める、だとかヒットアンドアウェイで少しずつ削るとか、気づかれないくらい遠くから弓で射る、など様々な戦法を駆使しながら戦わなければいけません。

それがまた楽しい。

オープンワールドのフィールドの広さのちょうどよさを相まってとても良いゲームになっています。

20171201-yaruima-horizon-13.jpg

実際に本作は「PlayStation® Awards 2017」でGold Prizeとユーザーズチョイス賞を受賞しました。

Gold Prizeは日本を含むアジア地域で累計生産出荷数・配信数が50万枚を超えたタイトルに贈られる賞、ユーザーズチョイス賞は同地域のユーザーによる投票数の上位10タイトルに贈られる賞となります。

 

PS4をお持ちの方、Horizon Zero Dawnは絶対に勝っておくべきゲームですよ。

本日から追加コンテンツも入り値段もお手頃になったCompleteEditionが発売です。

 

十角館の殺人

著者:綾辻行人

出版:講談社

頁数:512頁

 

1987年に出版された綾辻行人のデビュー作です。

上記画像は2007年に出版された新装改訂版のものです。

 

館シリーズ」第一作として注目を集め発行部数は100万部を突破しています。

 日本ミステリー界に大きな影響を与え、新本格ブームを巻き起こしたとされています。

 

あらすじ

「1986年3月26日、大分県K**大学・推理小説研究会の一行は、角島(つのじま)と呼ばれる無人の孤島を訪れた。彼らの目当ては半年前に凄惨な四重殺人事件が発生した通称・青屋敷跡と、島に唯一残る「十角館」と呼ばれる建物である。彼らはそんな島で1週間を過ごそうというのだ。

一方その頃、本土では、研究会のメンバーに宛てて、かつて会員であった中村千織の事故死について告発する怪文書が送りつけられていた。怪文書を受け取った1人である江南孝明は、中村千織の唯一の肉親である中村紅次郎を訪ねる。」

 

王道ミステリー!!!

読み進めやすくそれでいて謎が各所にちりばめられている。その謎も一筋縄ではいかない。

「ミステリー小説を読みたい」って人がいたら、本書を渡しますね。

 

過去に殺人事件が起こった島に1週間籠る学生たち。しかも自分たちの呼び名を高名なミステリー作家からとっている。(アガサ、エラリィ、等々)

もう上を見るだけでいかにもトリックが散りばめられていそうな感じがしませんか?

そう、理不尽な殺人が行われていきます。

 

徐々に明らかになってくる学生たちの素性、周辺の環境、過去の行い。

誰が犯人なのか過去の殺人事件の秘密が暴かれていくにつれて容疑者が絞られていきます。

はたしてその推理もあっているのか?

 

かねてから紹介しております森博嗣作品は動機もトリックも説明しないことがありますが、本書はそんなことはありません。

読了後はそれはもうスッキリです。

 

あぁ、本読んだなぁ、とそんな感慨にふけることができます。

 

本格ミステリを楽しみたい方から、読書をあまりしない方まで楽しめる、そんな作品です。

かわいい面したヤツ-ジャックパーセル

f:id:okanji:20171205092633j:plain

 

初の試みです。スニーカーの紹介です。

 

いつも本と音楽とゲームの話をしていますが、私根っからのスニーカーフリークでして。

NIKEadidasCONVERSE、VANS等々、何足も所有しております。

 

今日はその中から一際かわいいジャックパーセルの紹介をします。

 

・JACK PURCELLとは

現在NIKEの傘下にあるCONVERSE社の代表的モデルとして人気のスニーカーです。
1932年に当時A.G.SPALDING&BROSの名称で知られていたスポルディング社と、バドミントンでのチャンピオンとして人気を得ていたJOHN EDWARD JACK PURCELL(ジョン・エドワード・ジャック・パーセル)氏がバドミントン製品での製造を契約したことから誕生したことが原点となります。

80年も昔からある、まさに王道のスニーカーです。

 

ジャックパーセルといえば、そのルックスに魅力が詰まっています。

フロントの顔がもうめちゃくちゃかわいいですよね!!

 

これのおかげでシンプルながらも味わいのある雰囲気に仕上がっています。

ジーンズにもスキニーパンツにも、ワイドパンツにも相性が良い、どんなファッションにも馴染むステキアイテムです。

 

オススメの色はやはりホワイトですが、ネイビーもなかなか甲乙つけ難い。

 

素材もキャンバス地からレザーまで意外と幅広くそろっています。

そこまで値段も張らないので、何種類か所有するのも良いのではないかな、と思います。

実際私もジャックパーセルは3足持っています。

 

このかわいさは履いてみないとわからないかと思います。

 

是非、↓から買ってみてください。

 

愛憎とは-ラバーソウル

著者:井上夢人

出版:講談社

頁数:678頁

 

 今まで1,000は優に超える量の書籍を読んできましたが、最も心に残った小説がこの『ラバーソウル』です。

重い・暗い・どんでん返し。

三拍子そろってます。ネタバレにならない程度に紹介していきます。

 

あらすじはこちら。

「洋楽専門誌にビートルズの評論を書くことだけが、社会との繋がりだった鈴木誠。女性など無縁だった男が、美しいモデルに心を奪われた。
偶然の積み重なりは、鈴木の車の助手席に、美縞絵里(みしま・えり)を座らせる。

大胆不敵、超細密。
ビートルズの名曲とともに紡がれる、切なく衝撃の物語。
空前の純愛小説が、幕を開ける――。」

 

醜悪な顔面を持ってしまった主人公、鈴木誠。直視できないほどの容姿のため、女声はおろか誰とも関わりが持てず、音楽雑誌に寄稿をし続ける暮らしを送っている。

人より秀でていることと言ったら、ビートルズに圧倒的に造詣が深いことくらい。

そんな彼がある日であってしまったモデルに心を奪われてしまう。

 

そこから始まるストーカー行為。

 

圧倒的筆圧で描かれるその描写が生々しく、陰鬱な気持ちにさせられます。

読めば読むほど主人公の独りよがりで歪な思考に嫌気がさしてくるかと思います。

 

ですが、そう思った時点でもう筆者の思うつぼにはまっています。

 

side-A・said-Bと視点が切り替わりながら進んでいきますが、同じシーンを別が視点で進んでいくことになるため、冗長に感じる面もあります。

ここが本書の欠点と言えるのではないでしょうか。

また、わかる方にはわかると思いますが、本書はビートルズの曲名に乗せて話が進んでいきます。

なので、詳しい方はその面でも楽しめるのではないでしょうか。

 

暗く重たく、陰鬱な文章が続いていき、一体どんな結末で締めてくれるのか、先が気になってしまい本を持つ手がどんどんとページをめくっていく、そんな体験ができること請け合いです。

 

好きすぎてあまり内容を語れないのがつらいですが、今回はこんなところで。

 

 

超自然ファンタジー-華竜の宮

著者:上田早夕里

出版:早川書房

頁数:398ページ(上)458(下)

 

海面が上昇し、陸地が極めて少なくなった25世紀の地球が舞台となっているファンタジー長編です。

 

あらすじはこちら。

ホットプルームによる海底隆起で多くの陸地が水没した25世紀。人類は未曾有の危機を辛くも乗り越えた。陸上民は僅かな土地と海上都市で高度な情報社会を維持し、海上民は“魚舟”と呼ばれる生物船を駆り生活する。青澄誠司は日本の外交官として様々な組織と共存のため交渉を重ねてきたが、この星が近い将来再度もたらす過酷な試練は、彼の理念とあらゆる生命の運命を根底から脅かす―。」

 

最初に言っておきます。

よくわからない言葉が続々と出てきます。

 

けど、読み進めてください。

あっという間に夢中です。

 

主に登場するのは、陸上で生活する民とそれをサポートする知的生命体(AIだと思ってください)のペアと海上で生活する民とそれが操る魚船(人が住むことのできる鯨のような生命体)のペアです。

 

極小となってしまった陸地と、遺伝子改変によって産みだされた海上民。

陸上では海上民を保護しようという一派と駆逐せよという一派で争う。

海上においても生きる場所を奪い合う人間と動物。

陸上民と海上民でも争いが絶えない。

弱肉強食が続いていきます。

そこで描かれる各登場人物の人間臭さ。

壮大なストーリーではありますが、内包しているのは個々人の物語。

感情移入が止まりません。

 

陸対海、正義対権力、未来を信じる人々対世界のゆるやかな絶望。いろんな価値観のぶつかり合いがリアルで臨場感満点。

表に出てこない設定もたくさんあるんだろうなと思えるくらい説得力のある世界設定。

 

また主人公は熱血一辺倒ですが、それがまたいい。

絶望しかない世界で希望を産みだそうと奔走する主人公とそのパートナーが見せる絆に涙腺がやられます。

 

SFといえば電脳化や機械化された人間やロボットや整備された未来都市というイメージがあるかと思いますが、本書はいまある自然の延長で描かれています。

イメージとは違うSFがそこには広がっています。

 

この話では、沢山の人が死にます。 ただ生きていた人、最後まで抗った人、犯罪者、信念を持った人。 その死が悲しく、悔しく、惜しく思うけど、最後の一文が、すべてを慰めてくれる、そんな物語です。