音楽×高校って最高だ-この音とまれ!
初めての漫画の紹介です。少女漫画タッチですが、少年誌連載作品です。
著者:アミュー
出版:集英社
掲載:ジャンプSQ
皆様は琴ってご存知ですか。琴です琴。お琴。
こーいうの↓
本物を見たことはなくても聞いたことくらいはありますでしょうか。
本作は、「元々その界隈では知らぬ者がいないくらい凶悪なヤンキーが祖父の思いを継ぎ、高校の筝曲部で全国大会を目指す」物語です。
一口に言ってしまうととてもタンパクな感じがしてしまうので、キャラクターの紹介をしようと思います。
・久遠 愛
この無垢な笑顔を見せる少年が主人公です。
中学時代は泣く子も黙るヤンキーでした。ですが、様々な事件が重なり、高校では筝曲部へ入部することになります。
こいつが、、、いいやつなんです、、、。純粋も純粋で、お琴バカ。
言うことはまっすぐでウソがない。良い主人公です。
・倉田 武蔵
筝曲部の部長です。メガネです。見た目通りです。まじめでしっかり者で努力家。そしてちょっとヘタレ。でも芯があり、たまにすごくかっこいい。筝曲部員が自分ひとりになっても頑張って勧誘を続け、そこに久遠が現れました。
部員思いで包容力もあり、たまにS。、、、あれ?要素多いな?
・鳳月 さとわ
ヒロインです。
琴の実力は本物で、目標のための努力を惜しまない性格をしています。自身のプロデビューの道具にするために箏曲部に入部し、「全国一位に導く」と公言してはいたものの、物語が進むにつれ心境の変化が生じている描写が見られます。そこが要チェックです!
猫かぶりで性悪、思ったことはあまり言えないタイプですが、筝曲部のメンバーのおかげで徐々に性格も解きほぐされていきます。
あと、スタイルがめちゃくちゃいいです。この子もお琴バカ。
他にもサネ・コータ・ミッツ・ヒロなど個性的な面々が登場します、が、何より紹介したいのは顧問。
・滝浪 涼香
時瀬箏曲部の顧問であり、世界的に有名な指揮者とピアニストの間に生まれた音楽一家のサラブレッド。
武蔵の掲げる「全国大会出場」を無謀と断ずるなど、部活動に対するやる気が皆無なように見えましたが、本気になった部員達を見て徐々にその姿勢が変化していきます。
幼くして作曲の才能を開花させたたものの、放任主義の両親を見かねて自分を一流の作曲家に育て上げようと躍起になる周囲の大人たちに嫌気がさし、音楽の世界から遠ざかってしまっていた。
それで、このルックス。セコイわ。
一歩引いた位置から部員たちをみてあたかも自分は冷めてますよ、でも意外と思いは強いですよ、みたいなキャラに弱いんです、私。
琴ぉ~とバカにせずに1巻だけでも読んでみてください。
「あぁ自分は学生時代何をやっていたのだろう。」と後悔の念が止まらなくなりますよ。